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バスドラの音について 投稿者:TBM - 2012/02/25(Sat) 15:06:49 No.927    引用する 

こんにちは
少々疑問を感じた事があるので投稿させていただきます。

現在バスドラムのチューニングを見直しているのですが、踏んで音を確認する際にスネアのスナッピーがオンの時とオフの場合では奏者側・フロント側共に聞こえ方が異なる事に気が付きました。
部屋の影響かとも思ったのですが、自宅とスタジオでも感じます。
オンにしている時の方が締まった音に聞こえるのですが、チューニングの際はどちらを基準にして行った方が良いのでしょうか?

よく分からない内容になってしまいましたが宜しくお願い致します^^;

Re: バスドラの音について 投稿者: - 2012/03/03(Sat) 01:37:05 No.928   <Home>  引用する 

TBMさん、はじめまして。
ご質問をありがとうございます。

また、回答が遅くなりましたこと、
大変申し訳有りませんでした。


では早速。。。


まず始めに、
ドラムセットの音というのは
セット内にあるドラムやシンバルの音が干渉し合い、共鳴し合い、
それら全てが混ざり合って一つの楽器の音として聴こえて来ます。

演奏中のバスドラムの音には
タムやフロアタム、スネアの共鳴音、
そしてシンバルの微かな振動音も混ざって出てきます。

それら全てがまとめて「ドラムセット」の音として認識されます。

もとより、
パターン、フィルインなどを叩くときは、
ハイハットとバスドラム、
クラッシュシンバルとバスドラム、、、

のように同時に叩くことがとても多く、
単体での音としての認識をすることのほうが少ないくらいになっています。

例えばピアノなどの音程楽器で言うならば、
「単音」と「和音」の違いとして
人の耳に届くことになります。


また、
この音の干渉、共鳴は、
場所や部屋の状態により大きく変わってきます。

同じドラマー、同じドラムセット、同じ曲、
であっても、
場所が違うだけで相当な音の違いが生まれることも多く有ります。




この前提を元に、
今回のご質問、
「どちらを基準にして行った方が良いのでしょうか?」
に対しての答えは、

スナッピーをオンにして演奏する、またはそれが中心になるならば
その状態でチューニングをすることが正しい、と言えます。

バスドラム単体での演奏、ということでないならば、
ドラムセット全体の中でのバスドラムの音、
そして、バンドの中でのバスドラムの音が
音楽として混ざって聴こえてくる音、聴かせたい音であって、
その時の音がどうなるかが大事である、ということになります。

つまり、

「演奏するときの状態、環境でのチューニングの最終調整が望ましい。」

となります。



具体的な手順としては、、、

1:バスドラム単体をチューニング。
2:セッティングをし、ミュートと共にバスドラムのみを調整。
3:ドラム全体をセッティングをし、ドラムセットのみの演奏をしながら確認、調整。
4;バンドなど、音楽になる状態での演奏をしながら確認、調整。
5:バンドメンバーなどの意見や、演奏の録音を確認し、調整。
6:完成。

となります。

場所など、
環境が変わる度に1〜5を繰り返すことで
その時の最も良いと思える音を手に入れることが出来ることになります。

また、
仲間のドラマーと一緒にスタジオなどに入って、
叩く側、聴く側と交代しつつ、
様々な調整をして色々な音を聴き比べることも
大きく勧める方法です。




楽器の音のコントロールには、
本体のチューニングボルトを締めたり緩めたり、、、だけではなく、
例えばバスドラムならば、

ヘッドの種類、
ミュートの種類、具合、
ビーターの種類、長さ、
ビーター接地部へのパッチの有無、種類、
スパー(脚)の長さ、
フープの種類、
フロントヘッドの種類、穴の具合、
など、、、

全ての調整をもって
「チューニング」となります。



今までに聴いたことのなかった、
知らなかった音が
今いろいろと聴こえている最中だと思われます。

今回の回答の中に、
いろいろな音、そして好みの音に繋げるための
情報、ヒントがあることを祈るのみです。

ありとあらゆることを試してみて下さい。

とてもとても手間がかかることかも知れませんが、
是非とも、様々なことを様々な角度から試し続け、
自分にとって、そして演奏している音楽にとって、
最高の音を手に入れて下さい。




また何か、
疑問質問などがありましたらいつでも気軽にいらして下さい。

また、
直接のレッスンにより、
TBMさんへのピンポイントの情報を提供することが出来ます。
是非ともご一考ください。

次回のコミュニケーションを楽しみにお待ちしております。

ゴーストモーション 投稿者:たけぼー - 2012/01/16(Mon) 12:33:33 No.922    引用する 

初めまして。
僕はドラムの演奏時に左足のゴーストモーションを多用します。
最近、ヤマハのハイハットスタンドからDWのものに変えたのですが、ゴーストモーション時のハイハットの音色変化が大きいことに気付きました。
ヤマハのスタンドの時はほとんど感じなかったのですが。。。
スタンドの調整で何とかなるかもしれないのですが、どこをどう調整してよいかわからず、また、奏法の問題かもしれないので、悩んでいます。

お忙しいところ済みませんが、ぜひヒントをお願いします。

Re: ゴーストモーション 投稿者: - 2012/01/22(Sun) 16:23:31 No.923    引用する 

たけぼーさん、はじめまして。
DRUMFORUMの市川光一です。

ご質問をありがとうございます。
また、回答が遅くなりました事、申し訳ありませんでした。

それでは早速回答に移ります。

今、使われているDWのハイハットスタンドですが、
足を乗せるフットボードの先から
上に向かってチェーンが伸び、スタンド本体と繋がっていると思います。
そのちょうど繋がっている所に
踏み込み具合の調整用のネジ(銀色で円盤状)がありますので、
そこを調整してみてください。

最近のモデルでしたら調整用のネジのすぐ上に

   LOCK
←TIGHT↓LOOSE→

とステッカーが貼ってないでしょうか。


LOCKの矢印の下にある、ボルト(チューニングキーで回す)を緩めると
ロックが外れて調整が効くようになります。
あとは右に左に調整用ネジを回して内部にあるスプリングの張りの強さを
変えられる仕組みになっています。

まずは右に、LOOSEの方に調整用ネジを目一杯回しきってみてください。
内部のスプリングが緩み、一番踏み込みが軽い状態となります。

逆に今度は左に、TIGHTの方に最後まで調整用ネジを回してみます。
スプリングが張られることによって踏み込みは重くなりますが、
元の位置に戻ろうとする力は強くなりますので、
フットボードから足を離した時の戻りは速くなります。

これでスタンドの調整は大丈夫です。色々行ってみてください。


また、ぜひ調べて頂きたいのが、
それぞれメーカーのスタンドのシンバルに直接触れる部分です。

トップシンバルを挟み込んでいるフエルトorゴム、
ボトムシンバルの下に敷いてあるフエルトorゴムの
固さや形状の違いです。

踏み込む時に、それらが柔らかければ上下運動は大きくなり、
固ければ小さくなります。
その違いを調べ、どちらが動きに対して、また、音に対して、
好みに近いかチェックしてみて下さい。



次は楽器としての捉え方を考えてみます。


ハイハットスタンドを変えたらハイハットの音色の変化が変わった。
まさにその通りです。

それはスタンドも含めて「ハイハット」という楽器になっているからです。

今回、DWのスタンドに変えたということはヤマハのスタンドの時と
違う楽器になったと言えます。

些細な変化とも言えますし、今回のように大きく影響を受ける場合もあります。
最初の方に書いた調整で改善したり、慣れてしまうこともあります。
それでも肝心なのは、楽器が変わったということを演奏者が理解をして
目的の音のために工夫を凝らすということでしょう。


今回のご質問の文章からは判断出来ませんが、
新たに購入したスタンドが前の機種に比べ、
足の動きを細かにシンバルに伝えるものになっているかもしれません。

今まで思ってもみないような小さい動作が、
シンバルに伝わっている可能性もあります。
ミリ単位の動きもハイハットの音には影響します。

プレートやテンションの違いによって
今までとの踏み方、コントロールの違いが生まれている可能性は大きくあります。


例えば、足裏の接地部分について。

足の裏全面を乗せているのか、
前の部分を乗せているのか、
指先で踏んでいるのか、、、など、チェックポイントは様々です。

足の指先の小さな動きまで集中し、
何をどうすれば、音色にどのような変化が現れるか。
この機会に一度注目してみることを大きくお勧め致します。

一般的に、足は手と比べ繊細な動作が苦手です。
しっかり指先まで気を配り、
手と同様、繊細にコントロールする為には、
やはり練習と時間を要します。

根気の必要な作業になるかもしれませんが、
是非練習を積み重ねて下さい。

きっとご自身でも思わぬ発見、収穫が秘められていると思います。

自分自身に期待をして下さい。



またなにか、疑問質問などがありましたら、
いつでも気軽にいらして下さい。

また、直接のレッスンにより
たけぼーさんへのピンポイントアドバイスを提供出来ることとなります。
是非ともご一考ください。

次回のコミュニケーション、楽しみにお待ちしております。

Re: ゴーストモーション 投稿者:たけぼー - 2012/02/06(Mon) 17:14:52 No.925    引用する 

市川様

お忙しい中、ご回答いただきまして本当にありがとうございました。
まず、調整等について、いろいろと試してみます。
そして、おっしゃる通り、ハイハットスタンドが、繊細なんだと思います。これは決して悪いことばかりでなく、ちょっとしたニュアンスの変化にも答えてくれるということだと思いました。
いっぱい練習して、素晴らしい音色で音楽を奏でられるよう頑張ります。
本当にありがとうございました。

Re: ゴーストモーション 投稿者: - 2012/02/06(Mon) 23:02:57 No.926    引用する 

たけぼーさん、丁寧なご返信をありがとうございます。

いろいろと試し始めたご様子が伺えます。

以前のスタンド、そして新しいスタンドの
それぞれから分かる奏法や感触、そして音の違いを
これからもっと感じ取ることになるはずです。

そしてそのスタンドたちは、
いままで知らなかったこと、分からなかったこと、
知らなかった音、分からなかった音、新しい音を
きっとたくさんおしえてくれることになるはずです。

その先の
自分自身の上達を楽しみにして下さい。


またいつでもいらして下さい。
楽しみにお待ちしております。

ありがとうございました。 投稿者:ひさみ - 2011/08/19(Fri) 08:58:55 No.918    引用する 

早速のご返答ありがとうございました。
たいへん感謝しております。

シンバルには故人の指紋が付いています。ヒビなどはまったくありません。
クリーニングとなると思い出を落としてしまうようで躊躇します。「成長」や「変化」と受け取ると横にいる様にも感じます。泣けちゃうコメントをありがとうございました。

私自身が奏でる事はありませんので、もう一度、考慮します。またMailをさせて頂きます。

Re: ありがとうございまし... 投稿者: - 2011/08/20(Sat) 01:55:57 No.919   <Home>  引用する 

丁寧なご返信をありがとうございます。
お役に立てたようでなによりです。

今の状態を保存しておく場合、
触れるときは手袋などをすることもお勧めします。


またなにかありましたら
いつでもこちらへどうぞ。

楽しみにお待ち致しております。

シンバルの手入れ方法 投稿者:ひさみ - 2011/08/18(Thu) 11:34:02 No.916    引用する 

はじめてmailします。
先日、形見としてパイステのシンバルを頂きました。
30年くらい使用していないらしく、錆びています。
どのような手入れをすればよいのでしょうか?

Re: シンバルの手入れ方法 投稿者: - 2011/08/19(Fri) 03:05:00 No.917   <Home>  引用する 

ひさみさん、はじめまして。
ご質問をありがとうございます。


では早速回答へ。。。

まず過去の記事の中から
No.884「シンバルの管理 」
というタイトルのご質問、
そしてその回答をご覧下さい。

※このコーナーの上部[ワード検索]より
キーワードに記事名、もしくは記事番号を入力して下さい。

今回のご質問に対しての
回答となる部分を含む記事となっております。
ご参考にして頂けますと幸いです。



今回のご質問の中にあるシンバルが
どのような種類のものか分かりませんが、
上記記事内にあります通り、
素材の変化は「劣化」ではなく、
「成長」や「変化」と受け取ることが出来ます。

新品や、綺麗にクリーニングをしたシンバルは、
キラキラした音とした明るく派手な音を出しやすくなりますが、
時間を経たシンバルは、
「落ち着いた」とか「枯れた」という表現をして
好んで使われる場合が多くあります。

ひさみさんがどのような音を好むのか、は分かりませんが、
クリーニングの前に一度使ってみてから、、、
という選択も是非お勧め致します。



今回のシンバルは、
いわゆる「ヴィンテージ」という部類に入る、
貴重な一品であると思われます。

割れや欠け、ヒビなどが入っていないようであれば、
まだまだ何年も使い続けることが可能です。

扱い方としては、
ごく一般的な金属製品と同様で、
水分、高湿度などによるサビやカビ、
そして傷がつくことを避けるようにすれば全く問題ありません。


想い出と共に、
ずっと大切になさっていただければ、、、と思います。


またなにか疑問質問などがありましたら、是非ともこちらにいらして下さい。
次回のコミュニケーションを楽しみにお待ちしております。

タムとハット 投稿者:夏なんだな。 - 2011/08/15(Mon) 02:32:58 No.914    引用する 


それらが同時にショットされるケースが少ないのは、音域の問題ですか?

フロアと重なる場合はあるのに、

ハイタム/ロータムと重なるケースは中々見当たりませんよね?


リムやカウベル等と重なる事はありますが・・・。

Re: タムとハット 投稿者: - 2011/08/15(Mon) 15:49:29 No.915   <Home>  引用する 

「夏なんだな。」さん、こんにちは。
続けてのご質問、ありがとうございます。
大変嬉しく思います。

さて、
早速ご質問の件です。


ハイハット+フロアタム→ある
ハイハット+ハイタム/ロータム→中々見当たらない

ということですが、

今回のご質問の中でおっしゃっているようなケースを
はっきりと認識したことがないため、
ご希望に沿うような回答がすることが出来ません。

申し訳ありません。



ではその理由になり得ることを、
あらためて
現実のドラムプレイから考えてみます。


・ハイタム/ロータムを叩く

フィルイン時が多く、
その中では両手で交互に叩く、ということが比較的多くなります。
また、ゴーストノートのように、
他の音と同時ではなく、噛み合わせて使うことが多くあります。

・フロアタムを叩く

「低い音」を強調して出す時に
アクセントやスネア代わりのバックビートとして単発で使われることも多く、
その場合は片手で叩くことが少なくありません。



このような状況から、
ハイハットと同時に叩ける/叩けない、という状態を
打ち込みにおいても作り出しているため、
今回のご質問のように聴き取れることになるのではないか?
と考えます。


※ただし、これはあくまでごく一般的な例であり、
絶対的なものとは言い難いものです。



また、
「夏なんだな。」さんのおっしゃる通り、

ハイハット=大部分が高音の成分
ハイタム/ロータム=高音の成分が多い
フロアタム=高音の成分が少ない

であるため、
混ざって聴こえ難くなっている、
もしくは、
混ざらないから分離して聴こえている、
ということにもなり得ます。

この他にも
混ざりやすい音、混ざり難い音、というものが
高い音、低い音の分類に限らず、数多く存在します。

前回の回答にもあります通り、
混ぜたければ、、、混ぜたくなければ、、、
ということを考え、
それぞれの音色や音量バランスを考え、組み合わせることで
思う通りの音を作り出すことが可能となります。




音楽を追求していくと、
なにが「正しい」、なにが「間違っている」
というところに潜り込みがちです。

私自身ももちろんですが、
「夏なんだな。」さんの知らない音は、まだまだたくさんあります。
そしてこれから、もっともっとたくさん知ることになります。

それらの中から音を選び出す時、
他人の「良い悪い」では無く、
「夏なんだな。」さんの「好き嫌い」を求め続けて下さい。

それが「夏なんだな。」さん「独自」の音楽を形作ることとなります。



打ち込みの音、
いろんな楽器の音、
目の前で演奏されている音、、、

そして
世の中に存在するさまざまな音にもっと耳を傾け、
「夏なんだな。」さんだけが気付く音を探して下さい。


引き続き応援!
しています!!

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