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バズロール 投稿者:Aiden - 2009/10/07(Wed) 09:25:28 No.754    引用する 

こんにちは!
お世話になっておりますm(_ _)m三度目の質問です;
曲をコピーしていく中で、途中にバズロールが長く入るパートが出てきました。
色々な教本や動画を参考にしましたが、どうしてもコツというか仕組みが分かりません。
是非教えてくださいm(_ _)m

Re: バズロール 投稿者: - 2009/10/14(Wed) 00:39:20 No.755   <Home>  引用する 

Aidenさん、
三度目のご質問、ありがとうございます。
とても嬉しく思います。

また
回答が大変遅くなりましたこと、
申し訳有りませんでした。

では、早速。。。


「バズロール」は別名として、
「クローズドロール」
「プレスロール」
とも呼ばれるもので、
打楽器の演奏上で
音を長く伸ばすためのテクニックの一つです。

スティックが
スネアのヘッドに当たった時に生じる
跳ね返り=リバウンドを利用して叩きます。

綺麗に滑らかに叩くために
一回のショットで
出来るだけ多く、ムラの無い音を得ることが
重要なポイントとなります。




握り方=グリップは
叩き易ければどんな形でも問題はありませんが、
手や指全体を使って握りしめる、のではなく、
指先で挟むように持つことをお勧めします。

叩く瞬間、
リバウンドをしっかりと得るために
「軽く」押し付けることになります。

この時のグリップの強さ=握る強さが
非常に繊細さを必要とします。

緩すぎれば弾み過ぎるし、
キツすぎればすぐ止まってしまいます。

スティックの弾みを殺さぬよう、
出来るだけ長く弾み続けるよう、
叩いた瞬間から
そのスティックを挟んでいる指を
ほんの少しずつ緩めていくようにします。

細かく
長く
バラツキが無いように弾ませ続けることを
心がけて下さい。

人により
関節や筋肉は違います。

独自の力具合、
指の使い方、
スティックの触れ方を探って下さい。




叩いた瞬間から
そのリバウンドを利用し
弾ませ続けるようにすると、
「タタタタタタタタタ・・・」
と、音が、
始めは大きく、
段々小さく細かくなっていきます。

この長く鳴っている音の途中で
次の音を覆いかぶせるようにします。
右手で叩き始めたのであれば
その右手の音が消える前に
左手で叩き始めます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タタタタタタタタタ・・・              タタタタタタタタタ・・・
             タタタタタタタタタ・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ではなく、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タタタタタタタタタ・・・    タタタタタタタタタ・・・
        タタタタタタタタタ・・・    タタタタタタタタタ・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

左右の音が重なっていくように叩きます。

このとき、
一点のみで叩くのではなく、
線を描くように、
または円を描くように
スティックを引きずりながら叩くことで
長い音を得易くなる場合があります。


固い場所、滑る場所などが
叩き易く、また弾み易い場所となり、
ドラムの中心よりもリムに近い端の方が
演奏し易くなります。


また
弾み易いところであれば、
始めに叩くときにあまり強く押さえ込みにいかなくても
弾んでくれるため、
より滑らかでムラの無いロールとなります。


上記にもありますが、
「叩き始め〜音の消えかけ」までの間、
出来るだけ音量差の無いようにすることが
スムースで滑らかなロールにするためのポイントとなります。




リバウンドを繊細に扱うためにも、
スティックを握る位置も非常に重要となります。

叩く場所だけでなく、
より弾み易いグリップの位置を探して下さい。

肉体の個人差はもちろん、
スティックの違い、
ほんの5mm〜1cm程度のグリップの位置の違いでも
大きく感触は変わります。



手の甲を上にするジャーマングリップ、
親指を上にするフレンチグリップ、など、、、

グリップの違いでも
身体の使い方は大きく違います。

本人にとって演奏し易く、音が満足のいくものであれば
どんな形でもかまいません。

これも
いろいろなスタイルを試してみることを
大きくお勧め致します。




以下は
曲中などでのコツ、のようなものですが、、、


押し付ける、という叩き方をすることで
どうしても
頭にアクセントが付き気味になってしまいます。
しかも、
八分音符や十六分音符などを叩く時と同様、
右、もしくは左手側にアクセントが偏りがちになり易くなります。

そのため
六連符を叩くようにすることで、
アクセントを左右に振り分けることとなり、
リズムが明確に出ないロングトーンになり易くなります。

また、
三連符や六連符が基本のリズムになっているような曲の場合、
上記と逆に、
十六分音符などにアクセントを振り分けることで
その曲中ではスムースなロールとなって聴こえて来ます。





上手く出来ないテクニックなどは
特に、ですが、
今までの日常生活、またドラムを叩いてきた上でも、
使ったことの無い身体の部位を使うことになる、
ということが多くあります。

また、
個々の肉体の違い
(筋肉の付き方、骨格、指の長さ、神経の繊細差など)により、
叩き方や叩くために使う部位、叩くための感覚などは
人によりかなり大きく変わります。

上手くいったとき、
上手くいかなかったとき。

それぞれが
どう動いたか、
どう動かせば良いか、
どう動かしたらマズいか、、、

をチェックしながら
自分にとってのベストな動き、叩き方を探すことをお勧めします。




教則本やビデオ、
もちろんこのコーナーでの文章も、ですが、
あくまで「ヒント」です。

練習を積み重ね、試行錯誤をする中、
その文章などの中に含まれている「ヒント」となるキーワードを見つけ出すことで、
閃き=出来るきっかけとなり、さらに練習を重ねることで完成、成功、となります。

練習を続ける中で、
上手く進まない、と感じた時には特に、
情報を集め続けて下さい。


例えば、
練習を進める中でも、同じ文章を繰り返し読んでみて下さい。

練習をすれば必ず成長が有ります。
その成長に変化が有れば、閃く場所=気付く場所も変わって来ます。

今まで気付かなかったキーワードが目に入り、
閃きに繋がることは非常に多く有ります。




今回のこの文章の中に
Aidenさんにとって閃きに繋がるところが有れば、
と願うばかりです。

今回のような
個人差がはっきり問われるテクニックなどは
ピンポイントのアドバイスが最も効果的です。
是非一度、
直接のレッスンについてご一考頂けますと幸いです。


また何か疑問質問などありましたら
いつでもこちらにいらして下さい。

次回のコミュニケーションを楽しみにお待ちしております。

Re: バズロール 投稿者:Aiden - 2009/10/16(Fri) 20:17:16 No.757    引用する 

えのもと様

お返事が遅くなって申し訳ありません。再びアドバイスを頂けてとても嬉しいです。
ご回答いただいた内容を基にゆっくり確実に感覚を掴めるよう、頑張ろうと思います。
レッスンの方は近いうちにお受けさせていただきたいと思っております。
今はまだ栃木住みの高3なので(^_^;

Re: バズロール 投稿者: - 2009/10/17(Sat) 00:32:09 No.758   <Home>  引用する 

Aidenさん、
丁寧なお返事をどうもありがとうございます。

回答の文中にも有りますが、
手指の繊細な「独自」の感覚を
ああでもない、こうでもない、、、と
探り続けて下さい。

その中での疑問質問があれば
またいつでもこちらまでいらして下さい。

レッスンの開始が
今から楽しみです。

お待ちしています!

ダブルキックについて 投稿者:池田 - 2009/09/23(Wed) 22:27:35 No.745    引用する 

初めまして☆ドラム歴約2年のものです。

いま私はドラムを習っているんですが、ダブルキックがどうしても上手くできません↓↓先生いわくスナップをきかせろと言います。

詳しく教えてください。

Re: ダブルキックについて 投稿者: - 2009/09/29(Tue) 16:02:40 No.751   <Home>  引用する 

池田さん、初めまして。
DRUM FORUMスタッフ、藤野隼司です。

ご質問ありがとうございます。

また、回答が大変遅くなりましたこと、
申し訳ありませんでした。



それでは早速回答に移ります。



ダブルキックのご質問に関しましては
過去にいくつかの質問をいただき、
その記事があります。

以下にそれらをまとめてみました。



まず、
ダブルキックをする際に気にすべき所
及び練習方法は以下の記事をご参照下さい。
【記事ナンバー717と回答721】
【記事ナンバー518と回答519】



上記記事内容を踏まえた上での
細かいセッティング方法は以下の記事をご参照下さい。
【記事ナンバー456と回答457】



さらに細かなペダルのセッティングについては以下の記事をご参照下さい。
【記事ナンバー572と回答574】
【記事ナンバー328と回答333】



また、
近い内容としても以下の記事も是非ご参照下さい。
【記事ナンバー466と回答468】




以上の内容をふまえた上で
正確なダブルキックの叩き方を覚えていきましょう。



尚、初めてダブルキックを覚え実践する際は、
速く叩く事ばかりを先行して考え
正確な2打を叩くことを忘れてしまいがちです。

さらに、
2打=二回足が動く、ペダルが動く、ということで満足し、
音がきちんと出ていないことが多くあります。

ダブルキック=2打=二つの音
であることをきちんと理解した上で練習をして下さい。


ダブルキックの練習はゆっくりなテンポから始め
「正確な2打」=「正確な2音」を常に出せる様に気を付けた上で
徐々にテンポを上げていくことをお勧めします。

焦らず、けれど着実に
スピードとコントロールを身に着けて下さい。
そうすることが、
ダブルキックを習得する一番の近道となることでしょう。



また何か疑問や質問などありましたら
いつでもここにいらして下さい。

また
直接のレッスンも池田さんへのピンポイントアドバイスに繋がります。
是非ご一考ください。


またのコミュニケーション、楽しみにお待ちしております!

チェーンかベルトか 投稿者:ランドル - 2009/09/15(Tue) 20:13:06 No.734    引用する 

はじめまして。いつもこのサイトを見て勉強させてもらってます。
自分は2ヶ月前からローランドのエレドラTD-4Kを購入して練習を始めたばかりのド初心者です。
今までは最初に付いてきたようなシングルチェーンのペダルで練習していたのですが、いいペダルが欲しくてパールのP-2000ベルトドライブを購入してしまいました。
しかしダブルチェーンとどちらが良かったのかと悩んでいます。
そもそもベルトを選んだ理由は、ダブルをやるのに軽くて使いやすそうだしメンテナンスが楽そうだったと言うレベルです。
良く言われるベルトの方がパワーが出ないという問題に対しては、練習も本番もエレドラで行おうとしているので、バスドラの音量だけ上げてしまおうと言う卑怯な考えでいます。
自分は踏んだときの感覚を大事にしたいので、そのあたりのことやメンテナンス、耐久性のことでのチェーンとの違いを教えてください。
チェーンの方が良さそうなら交換しようかとも思っているのですが、交換はチェーンセットを買えば簡単に交換できるものなのですか?
よろしくお願いします。

Re: チェーンかベルトか 投稿者: - 2009/09/21(Mon) 23:15:22 No.741   <Home>  引用する 

ランドルさん、はじめまして。
ご質問をどうもありがとうございます。

大変申し訳ありませんが、
もう少しお時間をいただきたく思います。

必ず回答を致します。

お待ちくださいますよう
よろしくお願い致します。

Re: チェーンかベルトか 投稿者: - 2009/09/22(Tue) 01:24:22 No.742   <Home>  引用する 

ランドルさん、はじめまして。
DRUMFORUMの市川光一です。

あらためましてご質問をありがとうございます。
また、
回答が大変遅くなりました事、申し訳ありませんでした。



まずはチェーンドライブへの交換について

パール社から、「CCA-5」という品番でチェーン一式が売られています。
P-2000Cエリミネーターチェーンドライブで使われているチェーンと同じパーツで、
取り付けのボルトも含まれたセットになっています。
交換はチューニングキーと、
ペダルを買った時に付いてきている六角レンチがあれば済むので、
とても簡単な作業です。
価格は¥3,150で、ドラム専門店なら恐らく在庫が有りますし、
通常の楽器店でも取り寄せてもらえると思います。


メンテナンス、耐久性に関して

ドラムペダルは基本的にメンテナンスフリーです。
チェーンやベルトの役割は引っ張ることだけですので
チェーンに油を指してみてもメリットは錆を防止する程度です。
動きが良くなるわけではありません。

また、ベルトは切れるといった話しも良く聞きますが、
チェーンなら切れないというわけではありません。
ペダル本体との繋ぎの部品が疲労してちぎれるようなこともあります。

決して頻度の高いトラブルではありませんが、普段からよく点検をして
疑わしいところは交換をするということを心がけて下さい。

特に運搬や出し入れの時に傷が付いてしまう事が多くあります。
それを気をつける事でかなりのトラブルは避けられます。

以上のことから、「ベルト」「チェーン」のメンテナンス、耐久性に関して
それほど違いは無いと思われます。


踏んだ時の感覚については
ぜひ試してみて下さいというより他にありません。

一般的に言われるペダルの踏み心地に関しては、

・ベルトドライブは柔らかい、軽い、遊びが有る
・チェーンドライブは硬い、重い、直線的

など言われることが多いと思いますが
それらはあくまでお互いを比較して言われる意見です。

大多数であるチェーンユーザーが、
自分のペダルを硬くて重くて直線的だから使っている
というわけではないでしょう。

要するに、現在の標準がチェーンなのです。



自分がどのようなペダルが好きなのか
&#160;
それを知るためにもぜひ、標準であるチェーンドライブを
試してみることをお勧め致します。

今回の場合で言えば、
本来なら別のペダルを買わないと試せないことが
ランドルさんのペダルならパーツを取り替えるだけで可能なのです。

そして、初心者でらっしゃるランドルさんにとって
比較対象が多い方が良いことであるのは間違いないでしょう。


新しい機材によって、練習にも熱が入ると思います。
感想、経過など良かったら聞かせて下さい。

またのコミュニケーションお待ちしております。

Re: チェーンかベルトか 投稿者: - 2009/09/22(Tue) 01:27:12 No.743   <Home>  引用する 

ランドルさん、
あらためましてこんにちは。

私からもひとつ。。。

バスドラの音量だけを、、、
とありますが、
エレドラの場合、音量は機械的に上げる事が一番です。

機械の設定以上には
決して音量は上がりませんし下がりません。
またエレドラの場合、力をかけ過ぎてしまうと、
故障が発生し易くなります。

エレドラの各パッドには
スティックやペダルでのショットに感知するセンサーが埋め込まれています。
それらは繊細に反応する必要があるため、
センサー、そしてパッド自体も繊細である、とも言えます。

また生ドラムと違い、
本体とそれらを支えるスタンド類を含め、
力を受け止めるだけの大きさや丈夫さ、重さを持っていません。

エレドラの場合、
音量は機械的に整える事が大切です。
設定方法も多種多様となっていると思います。
時間をかけていろいろと「いじくり回す」ことをお勧め致します。

また
音量だけで計るのではなく、
音質を変える事で大きく聴こえる=抜ける音になる、ということも
少なくありません。

いろんな音色で試してみて下さい。

バスドラではない、、、
打楽器でもない、、、など
あり得ない音で、というのもエレドラならではのアイデアとなります。



バンドで使う場合、
自分の叩く力具合で音量を判断するのではなく、
他の楽器との音の混ざり方を
叩く本人=ランドルさん以外に聴いてもらう事が大切です。

そして
バンドでの演奏中は、自分用のモニタースピーカーなどで
自分の叩く音がはっきり、しっかり聴こえるように
音量や位置を整える事もとても大切です。



音色、タッチ、見た目、なども含め、
生ドラムでは決して出来ない、またあり得ないドラムプレイ、
そしてバンドも可能となります。

バンドメンバーと共に
実験、実験、、、を繰り返し、
オリジナル、とも言えるバンドサウンド、
そしてステージを作り出して下さい。

若いドラマーの仲間入りを
とてもとても嬉しく思います。

応援しています!!

またいつでも疑問質問があればこちらにいらして下さい。
そして
個人的なピンポイントのアドバイスのためにも
直接のレッスンも是非ともご一考ください。


次回のコミュニケーション、楽しみにお待ちしております。

Re: チェーンかベルトか 投稿者:ランドル - 2009/09/24(Thu) 11:26:22 No.747    引用する 

いろいろ説明ありがとうございました。
勉強になりました。
また何かあったらよろしくお願いします。

Re: チェーンかベルトか 投稿者: - 2009/09/24(Thu) 12:24:29 No.748   <Home>  引用する 

お返事、ありがとうございます!

このコーナーの中の他の記事にも
ランドルさんの役に立つ情報があると信じています。

よろしければご覧下さい。

次を楽しみにしています!!

ハイハット 投稿者: - 2009/09/21(Mon) 22:58:25 No.740    引用する 

初めまして。私はハイハットを早く叩けません。早く叩こうとすると、右の肩から指まで全部力が入ってしまい、すぐ疲れたり、手首が痛くなってしまいます。力を抜けば早く叩けるのですか?それともコツがありますか?教則本を何回読んで実行してもうまくいきません。良かったら教えて下さい。


Re: ハイハット 投稿者: - 2009/09/24(Thu) 00:58:46 No.746   <Home>  引用する 

なおさん、はじめまして。
ご質問をありがとうございます。

まず始めに、
「痛み」が出たら必ず休憩を取って下さい。
その痛みを「頑張り」や「根性」などと勘違いし、無理矢理続けてしまうと
慢性的な痛みとなり非常に治りにくいものとなってしまいます。
くれぐれも注意して下さい。


ハイハットに限らず
ドラムを叩く上でストロークの「スピードアップ」は
上達のためにとても重要な要素です。

ここで一つ、
理解して頂きたいことがあります。

日常的な身体の動きのなかで、
まず「手」だけで考えてみます。

ハイハットを叩くために動かしている、その手のスピード、そして連続性。。。
それほどの速さと繰り返しで動かすことが
果たして日常的にありますでしょうか?

私の知る限りでは
ごく一般的な日常生活の中では無い、
と言い切っても過言ではないと思います。

つまり
ハイハットを速く叩くための動きは、
「非日常」の動きであり、
そのためだけの動きを練習し、鍛え上げ、習得しなければならない、
ということになります。

その動きのための練習の積み重ねは
「非日常」であるからこそ
どうしても始めのうちは不慣れで思うように進まず、
時間もかかってしまいます。

しかし、
練習をし、技術として習得することで
速く叩くことは可能です。

世のドラマーたちが動かしている、
その速いスピードで叩いている、というのが
その証拠です。

焦らず、しっかりと練習を積み上げることを
心がけて下さい。



今回頂いた文章から察するに、
今、なおさんに足りないのは大きくわけて3つのポイントです。

・持久力
・手首、指の繊細な反応
・音を聴き取る耳

の3点です。
一つ一つ具体的な練習方法を提示していきます。



・持久力

今、練習している曲などのハイハットのプレイ=「手」のみを
3〜5分間、止めずに続けて下さい。

始めは痛みも無く、身体に無理がかからず、
その時間分を止めずに「余裕を持って」続けられるテンポからスタートして下さい。

それを少しずつテンポアップしていきます。
止めずに続ける、というのを決して忘れずに。

上手く続けられないテンポまで来たら
その日は終了です。

次の日には前の日に「上手く出来た」テンポから
スタートして下さい。

メトロノームの数値を毎回一つずつ上げていく、
というのもオススメの方法の一つです。


上記にもありますように
痛みには注意をしながら続けて下さい。



・手首、指の繊細な反応

上記の練習で叩いている時に、
自分の手首や指先を

どう使えば良いか?
どう使えば上手くいくか?
どう使うと上手くいかないか?
どうすると痛いか?
どうすると痛くないか?

など、
細かい所に気を配ってみて下さい。

今までは使わなかった部位、
今まで使っていたけどあまり必要なかった、という部位、など。
いろいろ発見があると思います。

ここに
必要な力、無駄な力、というものが見えて来ます。
単純に力を抜く、ではなく
「無駄な力を抜く」ということに気をつけて下さい。

身体の使い方は
各個人の骨格や筋肉、太さ、長さなどにより大きく変わります。

自分独自の一番動かし易い方法を
ある意味神経質になるくらい探りながら
練習を積み重ねて下さい。



・音を聴き取る耳

同じように上記の練習中、
今、叩いているのはどんな音か?

音量は?
アクセントは?
音符は?
「ツツツツ」?「チチチチ」?「シャシャシャシャ」?

自分が思っている通りの音が出せているか、を
きちんと聴き取りながら練習をして下さい。

手を動かす=思い通りの音が出る、では決してありません。




これらの練習を積み重ねた上に、
ドラムセットでの曲の練習などに進んで下さい。

曲の練習の最中でも
出来る限り、上記のポイントに注意をしながら
叩くことを心がけて下さい。




ドラムを叩く、ということは
身体を動かすこと、ではありません。

思っているよりもかなり繊細に、
そして意外なほど身体の多彩な部分を同時に動かし、
思い通りの音を出すために
その身体と動きを細かくコントロールしています。

今回の場合は、
指の全て、手首、肘、肩、
身体のバランスを整えるための腰回り、足、など。。。

ハイハットを叩くだけでも
これだけの部位を動かしています。



上記にもありますが、
スピードアップの練習はどうしても練習に時間が必要です。
そして
毎日少しでも繰り返しを続けることで
その時間は思うよりも短くなります。

ほんの少しずつでかまいません。
出来る分だけでかまいません。

毎日、続けることを強くお勧め致します。



無駄な力が入っている時の目安ですが、
「首周り」「顎」など力が入っている、、、
つまり「歯を食い縛る」ような状態になっているとき、を
気をつけて下さい。



このコーナーの過去の記事にも
スピードアップについての質問と回答が数多く載っております。
是非「ワード検索」などから気になる情報を探して頂けますと幸いです。





最後に。。。
これは今までの話と矛盾しますが、、、

不慣れなとき、未熟なとき、、、
これは何をどうしたって、出来ないことや無理、無茶をしながら
演奏をすることになります。

その時にはどうしたって力を上手くコントロールすることが出来ず、
力一杯になってしまうことも多くあります。

それでも
かまいません。

力を抜く、上手く叩く、ということに専念するよりも
カッコいいドラム、カッコいいプレイ、カッコいい曲、カッコいい音楽に
こだわって下さい。




また何か、疑問質問などがありましたら、
いつでもこちらにいらしてください。

また
直接のレッスンであればピンポイントのアドバイスに繋がります。
是非ともご一考ください。

次回のコミュニケーション、楽しみにお待ちしております。

ドラマー人口 投稿者:Aiden - 2009/09/12(Sat) 22:25:01 No.730    引用する 

先日はスライド奏法について回答していただき、ありがとうございます。日々練習に励んでおります。
今回は少ないと言われているドラマー人口についてお尋ねします。
自分は高校1年からドラムを始めた高校3年ですが、バンドを組んだことがありません。
大学へ進学できた際にはサークルなどでバンドを組みたいと思っています。
そこで、ドラマーは人口が少ないために比較的バンドを組みやすいと聞いたのですが、実際はどのような現状なのでしょうか。
漠然とした疑問で申し訳ありません;

Re: ドラマー人口 投稿者: - 2009/09/19(Sat) 15:21:44 No.735   <Home>  引用する 

Aidenさん、再度のご質問ありがとうございます。
とても嬉しく思います。

また回答が遅くなりました事、
大変申し訳ありませんでした。


練習に励んでいらっしゃる様子、
自分自身でその成長を期待しながら積み重ねて下さい。

結果は必ず出ます。


では回答へ。。。

ドラマー人口ですが、
日本の住宅事情などから考えれば
どうしても
身一つ、だったり
ヘッドフォンで音を聴くことが出来る電気楽器に比べ、
生音の出る楽器、
さらにスペースを大きく必要とするドラムなどは
身近で手軽な練習もはかどり難く、
結果、少なくなってしまう、
というのが実状です。

ただ、
最近ではエレドラの普及も多く、
そのおかげか、ドラマーの数も増えてはいないものの、
決して減ってはいない、と感じています。




バンドを組むにあたって、
実はこの人口比率はあまり関係はない、
というのが現状です。

高校や大学のようなコミュニティー内、
またはその外に出てみても
上手い人が「掛け持ち」をする事が多く見受けられます。

確かに
上記にあるようにドラマーが他の楽器に比べ
少ないのは事実ですが、
だからといって、その少ないドラマーの全てが
バンドに参加しているか、というと
そうではありません。

基本的に
ドラムの役目は音楽の中でも
「乗る」ための骨組みの役割を持っています。

その役割を果たせないプレイであれば
ただドラムを叩ける、というだけではバンドも成り立ちにくくなります。

若く未熟な時期は特に、
メンバー間であってもその成長を待ちきれず、
少しでも乗りやすい人、乗りやすくしてくれる人、と
メンバー交代をして選ぶことになって行きます。

また
好みが似ている、
人としてつき合いやすい、など
音楽に関わらないところでも
メンバー選びには大きく関わって来ます。





ここまで見てみると
バンドに参加する事は大変な事、と感じさせてしまっているかもしれません。

でも
決してそうではありません。

Aidenさんがこの先、バンドを組むために行うべき事。
具体的には以下の通りとなります。


・今の状態よりも少しでも練習を積み重ね成長しておく事。
理由は上記の通りです。
知識や技術が豊富であればあるほど、
新たに出会った音楽の内容や、メンバーのアイデアなど、
自分が求めるもの、
また、求められるものに応じやすくなります。


・積極的に参加の意志を表に出す事。
誘ってもらう事を「待つ」のではなく、
自分から情報を発する事です。

例えば
「自分は○○○みたいなバンドをやりたい。」
「ドラマーなら○○○が好き。」
「好みのジャンルは○○○。」

など。。。

自分の情報を表に出せば
それを聴いた相手も
話しかけやすかったり、
誘いやすかったり、
仲間として意識しやすくなって行きます。

また
この自分の情報は成長とともに変化をして行きます。
そして
共に仲間やメンバーも変わる可能性が大きい、という事も
理解しておいて下さい。




バンドを組むためのメンバー探しの方法として
Aidenさんがおっしゃっているような大学などのコミュニティーの他、
レンタルスタジオなどに張ってあるメンバー募集の紙、
ネット上でのメンバー募集の掲示板、
または
バンド以外にも個人参加でのコンテストやオーディションなど、、、

こういったところから人との繋がりが出来、
仲間=バンドメンバーが見つかる事も少なくありません。




アマチュアであっても
プロの現場であっても
どんなところでも
「良いドラマー」が求められています。

これは事実であり、
決して変わる事はありません。


つまり、
「良いドラマー」であれば
必ず求められる、という事です。

そうであれば
必ずバンドを組む事は可能です。
心配はいりません。



Aidenさんの望むこと、
そのために今、出来る事を積み重ねて下さい。

応援しています。


また何かありましたら
いつでもこちらにいらして下さい。

また
直接のレッスンも是非ともご一考ください。
次回のコミュニケーションを楽しみに楽しみにお待ちしています。

Re: ドラマー人口 投稿者:Aiden - 2009/09/19(Sat) 21:23:16 No.736    引用する 

細かい回答・アドバイスを頂けてとても嬉しく思います。
おっしゃるとおり、今後の為に少しでも技術を磨き、備えるといった感じで今まで練習をしてきましたが、回答を頂いたことで自分が行ってきたことが無駄ではなかったのだと自信をもつことができました。
技術面以外でも「良いドラマー」になれることを心掛けて更に努力していこうと思います。
ありがとうございました!m(_ _)m

Re: ドラマー人口 投稿者: - 2009/09/20(Sun) 00:54:50 No.737   <Home>  引用する 

早速のお返事を頂き、ありがとうございます。

文中にもありますが、
結果は必ず出ます。

練習を積み重ねた分、必ず上達が望めます。

自分自身の成長、進歩を細かく確認していくことで
練習の効果をはっきりと確認する事が出来ます。

そしてそれを
必ず褒めてやって下さい。

今、出来る事。
これを積み上げて行って下さい。

応援、し続けます!!

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