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ハイハットの刻み方 投稿者: - 2013/03/12(Tue) 02:24:49 No.934    引用する 

こんばんは。
はじめまして。
ドラムを始めて約2ヶ月です。

ハイハットについて
2つ質問があるのですが
お時間があるときに
答えていただければと思います。

1つ目はハイハットのペダルを
強く踏み込む癖がついてしまい
その度にハイハットが開かなくなり
どう直したらいいかも
わからないので
最終的にクローズのまま
叩いていました。
その強く踏み込みすぎて
ハイハットが
開かなくなってしまった場合の
対処法を教えてください!

2つ目はハイハットオープンのまま
リズムを刻んでいいのか、
という質問です。

楽譜を見てるとオープンで
叩く範囲が指定されているのですが
それ通りに叩くと
メンバーにハイハットが
うるさいと言われます。
自分でもそう思います。

私の叩き方が間違っているのか、
それが正しいのかもわからず
とりあえずオープンは
なるべく使わないようにしています。

ハイハットを叩く時
チップは使わず、
ショルダーで叩いてます。


Re: ハイハットの刻み方 投稿者: - 2013/03/19(Tue) 02:52:30 No.935    引用する 

零さん、はじめまして。
DRUM FORUMの市川光一です。

ご質問をとても嬉しく思います。
ありがとうございます。

また、回答が大変遅くなりました事、
申し訳ありませんでした。



それでは、早速回答へ参ります。

まずは一つ目のご質問について。
ハイハットスタンドのペダルを強く踏み込んでしまうということですが、
単純にセッティングの問題のように思われます。

座る位置がドラムセットに近すぎていないでしょうか。
または、ハイハットスタンドがバスドラムのペダルの位置に比べて近くなってはいないでしょうか。
体の構造上、イスに座った姿勢では、膝より前に足が出ないと足首を自由に曲げることが出来ません。

また、左右どちらかに重心が傾いた状態でイスに座っていたりしませんでしょうか。

因みに、上記のように近くなっていたり、傾いていたりしても決して問題があるわけではありません。
イスやスタンドを置く位置はもちろん、イスの高さや、浅くかけたり深くかけたりなどして、
脚全体や足首を無理なく動かせる、
自分の身体にとって、また演奏上においての「一番良いポイント」を探してみてください。


また、ハイハットスタンドの調整も必要かもしれません。
スタンドのメーカーによって形は異なりますが、大抵のハイハットスタンドは
ペダルの少し上のあたりにあるダイアルを回したり、レバーを上げ下げしたりすることによって、
踏み込みのバネの強さを調整出来るようになっています。
いつも使ってらっしゃるスタンドはどうでしょうか。
もし、バネを強く張り過ぎたセッティングになっていたら、
緩めることによって扱いやすくなる可能性があります。
是非とも確認してみてください。



二つ目のご質問について。

結論から言うと、ハイハットオープンのままリズムを刻んでかまいません。
クローズも同様です。

ハイハットの「オープン」と呼ばれる音は、
「ハーフオープン」というハイハットの上と下のシンバルが必ず擦り合わさった状態の音で演奏されることがほとんどです。
とてもラウドでヘヴィーな音楽などでは、
ハイハットをはっきりと開けて、その上下のシンバルがスティックで叩いた時にぶつかり合う音を使って演奏することが多くあります。
これが本来の「オープン」と呼ばれる大きな音です。

ハイハットオープンは主に、曲の盛り上がる部分や激しさを表現する際に使用されますが、
二枚のシンバルを擦り合わせたり、ぶつけ合うだけあって、
加減を知らないと他の楽器が聴こえなくなるほどの音量を簡単に出すことが出来てしまいます。

何より、ハイハットを叩くのはたいていの場合とても器用な側の手の場合が多くあります。
ですから、演奏中に一番意識が向かってしまい、つい力が入り気味になってしまうのも、
その一番器用な手であり、ハイハットの音となってしまいます。

また、開け具合、閉め具合は足の仕事です。
普通では細かい意識が働き難いところでもあり、コントロールが器用に出来難いところでもあります。

メンバーの方に「うるさい」と言われてしまったのはこの事からだったのではないでしょうか。

ハイハットの開き具合や叩く力に気を配って、
曲にあわせた適切な音量で演奏する必要があるかもしれません。


ハイハットという楽器は、思っているよりもかなり耳につく高く強く聴こえる楽器です。
器用な手で叩くからこそ、バスドラムやスネアに対しての音量バランスを細かく気をつけてあげることが出来るはずです。

メンバーにどれくらいの音量だとカッコいいか、を聴いてもらうのも良い方法の一つです。
バンド練習のときなどに是非試してみて下さい。



ドラムを始めて二か月ということですが、決して難しいことではありません。
バンドサウンドのダイナミクスを引き受けるのも、ドラマーの大事な仕事の一つです。
ハイハットオープンというものを、音色の一つとして捉えてみてください。


また一人、ドラマー仲間が増えたことをとても嬉しく思います。

今後もまた悩みが出てきたら、いつでもこちらにいらしてください。
応援しています!!

またのコミュニケーション、お待ちしております。

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