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スネア 投稿者:そら - 2010/05/27(Thu) 20:34:14 No.858    引用する 

スネアのチューニングで
通る音?にするにはどうすればいいんですか




パールのブラススネア使ってます

Re: スネア 投稿者: - 2010/06/02(Wed) 03:32:39 No.860   <Home>  引用する 

そらさん、こんにちは。
ご質問ありがとうございます。

また、
回答が遅くなりましたこと、
大変申し訳ありませんでした。

では早速回答へ。。。




まず、チューニングについてですが、
過去の記事にチューニングに対する記事があります。

是非、
掲示板上の「ワード検索」から
「チューニング」など、
興味のある言葉で検索してみて下さい。
記事ナンバーでも検索出来ます。

参考にしていただけますと幸いです。


特にNo.624の記事は、
より細かくチューニングの方法、手順などが記されています。
是非ご覧下さい。




ご質問の文章ににあります「通る音」というものは
ご自身で「?」を付けていらっしゃるように
明確な定義はとても難しいことです。

仮に定義を作るとするならば
「曲の中で印象的で目立つ音」となります。

これは別の言い方として
「抜ける音」「鳴る音」、そして「良い音」など
非常に抽象的な言葉で表されることもあります。


スネアだけ、その「通る音」が作れたとしても、
ドラムセットの音や、曲の中に入ると、
思った通りのイメージに繋がらないことも少なくありません。

全体の中でのバランスを無視して「通る音」を作っても
だだ「うるさい音」や「もぐった音」になってしまいます。


つまり「通る音」を作るには、
スネアドラムだけでなく周りの音のことも考える必要がある、ということになります。


例えば、極端な話ですが、
周りが「低く、重いサウンド」の場合、
スネアは「高く、明るめの音」でチューニングする方が
全体のサウンドに対して、スネアは「通る音」となります。


周りが「明るいサウンド」の場合、
スネアは「低く、重圧感のある音」でチューニングする方が、
「通る音」となります。

また、
本来倍音など音を抑える役目である「ミュート」をすることより
アタック音が強調され、音が抜け出て来るように聴こえる場合もあります。




演奏する内容とのバランスを考えながら、
どんな音が「通る音」となるのか、を考え、作り出して下さい。

バンドメンバーなどの意見を求めるのも大事なことです。

演奏を録音し、それを客観的に聴くことで
より明確に分かり易くなります。

様々な方法を
繰り返し試して下さい。




目指す音を作るためには
以下のポイントを試してみて下さい。

・CDなどから好きなスネアの音を探し出す。
・楽器店やスタジオ、友人などのスネアを叩き、自分の好きな音の傾向を知る。

サイズ、材質、ヘッド、パーツ、叩く場所、音楽ジャンル、そして人、、、
それぞれにより音は全て違って来ます。

たくさんの音を知ることで、
自分の好きな音=自分の好み
=自分にとっての「通る音」を知ることとなり、
それを作り易くなります。

自分の好きな音は自分にしか決めることが出来ません。

「通る音」=自分が「通る」と思う音、を
上記にあるような
あらゆる試行錯誤をしながら見つけ出して下さい。




また、
一般的に言われる「通る音」を出すには、
チューニングもありますが、
奏法も大きなポイントになります。

リムショット=オープンリムショット
と呼ばれる奏法です。

スネアドラムのリムとヘッドを同時に叩く奏法です。

ヘッドだけを叩くより、
アタックの音が強くなり、高い成分の音が出易くなります。

ポイントはスネアドラムのセッティング
=高さと角度です。

常に上手く当たるような位置を微調整をしながら探し出して下さい。

さらにヘッドのどの位置を叩いているか、も
大きなポイントとなります。

これも試行錯誤が必要です。




いろいろな音を知り、
いろいろなドラマーを知り、
いろいろな音楽を知ることで
自分の思っているイメージ通りの音にたどり着き易くなります。

たくさんの「音」に出会うよう心がけ、
好奇心旺盛に興味を示して下さい。



チューニング、奏法、ともに
「思い通り」には必ず時間が必要となります。

あまり良い言葉ではないかもしれませんが、
「諦め悪く」とか「しつこく」という気持ちで探し続けて下さい。

必ず見つけることが出来ます。


試行錯誤の途中、
何かご不明な点や、その他疑問質問等がありましたら、
またいつでも書き込みにいらして下さい。

また、
直接のレッスンにより
ピンポイントのアドバイスの提供に繋がります。

是非ともご一考ください。

次回のコミュニケーションを楽しみにお待ちしております。

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