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ある曲のドラムソロのなか...
投稿者:
iammsk
- 2009/04/02(Thu) 23:33:07
No.672
引用する
以前もご指導いただきありがとうございました。
また,質問させていただきます。
今,大江戸ウィンドオーケストラというバンドの
シングシングシングという曲の終盤にあるドラムソロが
非常に気に入ってコピーしようと練習しているのですが,高速の三連のようなところがあり,
耳コピでの限界を感じています。
こういった,ドラムソロや曲のフィニッシュなどでは,こういったスネアやフロアタムのフレーズは
良く使われていると思いますが,いまいち自分の頭の中に楽譜が思い浮かびません。
ダブルストロークを活用するのはわかるのですが,RLL-LRRなのか,他のルーディメンツなのか実際さっぱりわかりません。
1.まず,この曲ドラムソロの高速のフレーズをやるとしたらどのようにたたくのか,どういった手の動きになるのか教えていただければと思います。
2.今後の応用として,このソロのスネアの3連?6連?の部分はいろいろな場面で使うと思うのですが,連符の中のゴースト具合,アクセントの具合をよく表現できるコツをご指導いただければと思います。
ちなみに音源はニコニコ動画でも聞けました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2038573
以上非常にわがままな質問ですがよろしくお願いします。
Re: ある曲のドラムソロの...
投稿者:
DRUM FORUM えのもとひろゆき
- 2009/04/10(Fri) 02:23:28
No.681
<
Home
>
引用する
iammskさん、
再度のご質問、とてもうれしく思います。
ありがとうございます。
大変申し訳ありませんが、
もう少しお時間をいただきたく思います。
必ず回答致します。
お待ちください。
よろしくお願い致します。
Re: ある曲のドラムソロの...
投稿者:
DRUM FORUM えのもとひろゆき
- 2009/04/13(Mon) 02:01:57
No.685
<
Home
>
引用する
iammskさん、
あらためましてこんにちは。
再度の質問をありがとうございます。
また
回答が大変遅くなりましたこと
お詫び致します。
申し訳ありませんでした。
それでは早速。。。
まず
お知らせいただいた音源についてですが、
正直なところ、
不鮮明なところが多く、微細なところまで聴き取ることが出来ず、
分析が不可能である部分が多い、
ということを先に申し上げておきます。
聴き取れる範囲で、
または憶測で、という状態での説明であることを
ご了承下さい。
このソロの中で使われているテクニックは
以下のものが多く聴き取ることが出来ます。
(表記の都合上、パソコンでご覧下さい。)
3 3
A ┏━━━┳━━━┓ ┏━━━┳━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
R L R L R L
3 3
B ┏━━━┳━━━┓ ┏━━━┳━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
R L L R L L
(L L R L L R)
3 3
C ┏━━ ┏━┓ ┏━┓ ┏━━ ┏━┓ ┏━┓
┃ ┣━┫ ┣━┫ ┃ ┣━┫ ┣━┫
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
R L L R R L R R L L
3 3
D ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┏━┓
┣━┫ ┣━┫ ┣━┫ ┣━┫ ┣━┫ ┣━┫
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
R R L L R R L L R R L L
これらの手順を基本的なものとして
アクセント、ノーアクセントを組み合わせて演奏しています。
この中でも特に『C』の手順は、
シンバルなどのアクセントと一緒に
いわゆる「派手」や「盛り上がるところ」で使われているように聴き取れます。
アクセントの音を
しっかりと際立たせて聴こえさせるためには
ノーアクセントの音をしっかりと演奏することが重要です。
アクセントの音は
気持ちも入り、力も入りやすくなります。
そのため
本人が強く叩いているだけで
強く音が出ている「つもり」になりやすく、
アクセントとして目立つ音や強く抜け出る音として
きちんと演奏出来ていないことが多くあります。
アクセントを出すためには
それの対称になる音=ノーアクセントの音を
きちんとアクセントを無しで演奏出来なければなりません。
その区別が音としてはっきりしていないと、
どれがアクセントでどれがノーアクセントなのか
聴いている側としては良くわからない状態になってしまいます。
つまり
叩いている本人だけが分かる、
=「つもり」で叩いているだけで
思っている表現には至らない、ということになります。
3 3
┏━━━┳━━━┓ ┏━━━┳━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
> >
3 3
┏━━━┳━━━┓ ┏━━━┳━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
>
こういったプレイの場合、
アクセント以外の音=ノーアクセントの音を
アクセントの音とはっきりと音量や音質の違いを作り、
全て同じ音量、同じ音質にコントロールすることが重要です。
そうすることによって
アクセント以外は目立たない「長い音」「伸びた音」として
聴こえてきます。
かなり小さい音であっても
きちんと演奏されている音はきちんと聴こえます。
その落差を明確にし、
小さくしたノーアクセントの音を安定した音にすることで
叩いている側としては
「タトトタトト」「タトトトトト」と叩いているものが
アクセントの音が際立ち、
「タウウタウウ」「タウウウウウ」と聴こえ、
さらにテンポが上がることで
「タウータウー」「タウーーーー」
「ターーターー」「ターーーーー」
と聴こえてくることになります。
ノーアクセントの音をコントロールすることは
決して単純ではないテクニックの一つです。
必ずゆっくりから練習を積み重ねて下さい。
まず始めに
アクセントとノーアクセントの音を
打面とスティックのチップとの距離で計り、
その違いを動きからはっきりさせて下さい。
例えば
アクセント=チップが真上を向く
ノーアクセント=打面から3〜5cm
という具合に動きを制限し、
どちらも同じ力具合で叩くことで
音量に差が生まれます。
この音量差を安定して作り続けて下さい。
特にノーアクセントの音が
安定し続けていることに注目をしながら
練習を続けて下さい。
形を完成させることで
音量差を明確に知ることが大切になる練習です。
アクセントは
距離を保つ代わりに
ほんの少し力を加えることでも音量を稼ぐことが出来ます。
結果的に
音楽を演奏する上では
打面との距離は決して守りきる必要のないものになります。
音に差が出ることが重要であり、
動きに差が出ることが重要ではない、
ということを理解して練習して下さい。
常に
音に違いを生み出す、ということが
最も重要となります。
また
音量だけではなく
音質を変えることでも
アクセント、ノーアクセントは表現出来ます。
例えば
全て同じ力具合で叩いていても
上記譜面のアクセントのところをタムにしたり、
シンバルにするだけで
アクセントとして聴こえて来ます。
繰り返しますが、
動きや力具合だけでコントロールするものではなく、
聴こえ方が最も重要である、ということを
よく理解して下さい。
もう一つ
違う視点から、
カッコ良く表現する、
そして聴こえるためのポイントとして
「正確」に演奏することがとても大事です。
「勢いで」「ごちゃごちゃと」
というようなプレイではなく
カウントやビートにしっかり乗せて
どんな音符をどんな噛み合わせ、組み合わせで叩いているのか、
叩いている本人が確実に分かっていないと
聴いている側に
「なんとなく沢山動いて音が出てる...」とは思われても
この動画の演奏のように
「カッコ良い」や「真似したい」と思われるようには聴こえて来ません。
ゆっくり演奏しても
速いテンポで演奏しても
演奏内容や手順などが同じに演奏出来る、
というテクニックが必要です。
ゆっくり確実に積み上げ、
決して焦ること無く練習を繰り返して下さい。
最後に
ほんの少しのコツ、のようなものを。。。
3 3 3 3
┏━━━┳━━━┓ ┏━━━┳━━━┓ ┏━━━┳━━━┓ ┏━━━┳━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
> >
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー→ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー→
連符を繰り返す場合など、
上記の矢印のように
次のアクセントの音に向かって音量を大きくしていく
=クレッシェンドをかけることで
アクセントの音をよりダイナミックに聴かせることが出来ます。
これこそ
ノーアクセントの音を細かくコントロールすることであり、
さらに細かいテクニックが要求されることになりますが、
是非とも試して練習してみて下さい。
※もちろんこの動画の演奏でも行われています。
また何か疑問質問があればいつでもこちらにいらして下さい。
そして
是非直接のレッスンもご一考ください。
よりピンポイントのアドバイスの提供に繋がります。
よろしくお願い致します。
次回のコミュニケーションを楽しみにお待ちしております。
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