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はじめまして 投稿者:しん - 2007/08/04(Sat) 17:56:12 No.456    引用する 

いきなりなんですけどキック弱くて悩んでます。
どうしたらデカイ音がだせるんでしょうか?
自分が組んでるバンドは結構うるさい系なので余計にキックが弱いのが目立ちます。
よろしくお願いします。

Re: はじめまして 投稿者: - 2007/08/09(Thu) 23:47:53 No.457   <Home>  引用する 

しんさん、初めまして!
ご質問有難うございます!
ドラムフォーラムスタッフ
藤野隼司です。

それでは早速返答に移ります。

下記の6つのポイントを
チェックしてみて下さい。



1、ペダルに対して足を真っ直ぐ置いているか

ペダルのフットボードの方向と
足が真っ直ぐにになるように心掛けて下さい。
これが斜めに入ってしまうと
踏み込んだ力の方向が分散してしまい
ビーターに力が伝わり辛くなってしまいます。
踏み込んだ力を無駄なくビーターに伝える為
必ず心掛けましょう。


2、力をかけるタイミングを誤っていないか

ビーターがバスドラムにヒットする瞬間に
一番力が入っているか確認して下さい。
もしも足がフットボードに当たった瞬間や
ビーターがバスドラムにヒットした後に
一番力が入ってしまっていた場合は
せっかく踏み込んだ力を
無駄にしてしまいます。
ビーターがヒットする瞬間
バスドラムの音がでる瞬間を狙って
踏み込んでみましょう。


3、ペダル、イスのセッティングは適切か

ペダルやイスのセッティングは
少し変えるだけで
叩き心地に大きな差を与えます。

ペダルでは
ビーター、フットボードの角度
ビーターの長さ、バネ強さ

イスに関しては
イスの高さ、座る際のお尻の位置
バスドラムに向かう足の方向

に、気を使い
自分が一番力を込められる
踏みやすいセッティングを目指し
試行錯誤してみましょう。


4、体重はかけられているか

バスドラムの大きな音を出したい場合
足の重みだけでは厳しいものがあります。
たとえ 足の重みだけで大きな音を出せても
足には負担がかかってしまいます。
そこで、効率良く大きな音を出す為に
体重をかけて踏み込んでみましょう。

具体的なやり方としては

体を少し前に倒す
そして足の勢いに体重を乗せ踏み込む

です。

どうしたら上手く体重の乗った大きな音が出るか
色々試行錯誤をしながら実践してみてください。

大きな注意点として
体重をかけて踏み込む際は
腰を丸めないように気をつけて下さい。
腰を丸めてしまうと
踏み込んだ衝撃を腰で受けてしまい
体を壊してしまいかねません。


5、チューニング、他の楽器を考える

バンドで音が混ざり合った時に
他の楽器でバスドラムと同じ音域の大きな音が出ていると
バスドラムの音が聞こえなくなってしまいます。
そこで、バンドで音を出している時に
どのようなチューニングならばしっかりと音が聞こえるのか
もしくは他の楽器の音を変えたほうがいいのか等
バンドメンバーと共に試行錯誤してみましょう。

バスドラムの音が聞こえない事を
自分だけのせいにせず
メンバーそれぞれがどんな音を出すべきか考えてみましょう。


6、機材の状態を考える。

どんなにバスドラムに力を伝えても
バスドラム自体がそれ以上鳴らない状態ならば
どうしようもありません。

具体的には

表、ないし裏ヘッドが古くなっていたり伸びすぎている。
ミュート材が中に入り過ぎている
バスドラムのサイズが小さい

等が挙げられます。

そして
それらに全く問題が無いのにも関わらず
いくら力を伝えても一定以上音がならない場合は

バスドラムが出せる最大音量が既に出ている

と言うことになります。

バスドラムに限らず
太鼓にはそれぞれ許容音量というものが在ります。
「この太鼓はどう叩いても、これ以上の大きな音は出ませんよ!」
という、いうなれば太鼓の持つ音量のピークです。
これ以上に音量を出したいのであれば
スタジオを変える等して
そのバスドラムよりも鳴る
バスドラムを探すしかありません。



上記6つのポイントに気を配ってみてください。
やるべきことは難しいことではなく
今まで気にしていなかった点を気にし
一つ一つ確認し実践するだけです。
これをやることによって
音量は見違えるほど上がっていきます。

是非実践してみてください。



また、
セッティングや意識の持ち方について
過去の質問NO,328「ペダルについて」と
その返答NO,333をぜひ参考にしてみて下さい。



ドラムセットの演奏には
両手、両足をつかいますが
どうしても体は
多くの人が利き手である「右手」を頼りにして
左手、右足、左足はそれに合わせていこうと動いてしまいます。

試しに
ハイハット、スネアドラム、バスドラムの3点だけを使って
ビートを叩いてみてください。

普段よく演奏するものや、得意なビートで結構です。


しばらく叩いたら
そのままハイハット(右手)だけ叩くのを止めて
スネアドラム(左手)、バスドラム(右足)だけでビートを続けます。

ハイハット(右手)を抜く前と後で
リズムがよれたり、不安定になったり
ノリが変わったり、勢いが無くなったりしないでしょうか。


足は、手に比べると明らかに不器用な部位ですが
足の方が力が有ることは誰でも知っています。


ほんの少しでも感覚を鍛え器用になるだけでも
音量は格段に上がります。


キックとスネアドラムだけのコンビネーションで
思い通りに叩けるように
普段から意識をして練習を行っていってください。



また今後も、疑問や質問等がありましたら
是非とも書き込みください。
またのコミュニケーション、お待ちしています。

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