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ドラムの教則本 投稿者：ジュン - 2006/11/06(Mon) 23:20 No.362 引用する

こんばんは、毎度ＤＲＵＭＦＯＲＵＭ質問箱に書き込みをさせていただいておりますジュンと申します。
さて、今回の質問はドラムの教則本について楽器店の店頭にはロック系のドラムの教則本は出版社から多数市販されていますが逆にジャズ系のドラムの教則本は僅か数冊しか市販されていません。
さらに海外のドラムの教則輸入本の場合、譜面と英語による解説中心でドラムの手足の奏法の写真があまり掲載されておらずドラム専門店でしか市販されていません。
やはりジャズドラムをマスターするには既に市販されているロック系のドラムの教則本で代用するしかないのでしょうか？

Re: ドラムの教則本 投稿者： - 2006/11/11(Sat) 02:13 No.363 引用する

ジュンさん。
いつもご質問ありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳ありません。
DRUM FORUMの菊嶋"KIKU"亮一です。

早速ですが回答に移らせていただきます。

まず教則本についてですが、
現在、様々な種類の教則本が発売されています。
本によって特筆されているジャンルはありますが、
このジャンルを演奏するから、この本でなければ・・・
ということは、決してありません。
叩く上での基礎という部分で、
ジャンルによる大きな違いはありません。
どんなジャンルのテクニックでも、別のジャンルに活用できます。

あくまで、教則本は練習の為のガイド的な役割と考えましょう。
・練習のためのネタを得る。
・知らなかった情報を得る。
このような考え方で良いでしょう。

違ったジャンルの教則本を
別のジャンルで活用する例を挙げてみます。

たとえば、マーチングの譜面を例に話します。
マーチングの譜面は、音符と共にアクセントが
沢山書かれています。そのアクセントを利用した練習です。

ハイハットを８分音符で刻み、スネアを２、４拍で叩きます。
手の動きは８ビートです。その中で、
・譜面のアクセントの部分のみバスドラを一緒に踏む。
・ハイハットを叩いた手をライドに、アクセントをハイハットで踏む。
・アクセントをバスドラとハットで交互に踏む。

今度は右手をジャズのレガートで、
・アクセントだけ左手で演奏する。
・８ビートと同様に左右の足に発展させていく。

簡単に挙げましたが、
このように１つの譜面を使い、
何通りもの練習に発展させることが出来ます。
たとえ片寄ったジャンルの教則本でも工夫次第で、
様々な練習が可能です。是非研究してみてください。

ちなみに今、挙げた練習は、
４ウェイインデペンデンス（記事No.90参照）の強化に効果があり、
ジャズにはもちろん、どのジャンルの奏法にも大変役立つものです。
ぜひ実践してみることをお勧めします。

次に海外の教則本についてですが、
確かに、国内の教則本のように写真つきのものは少ないです。
ですが、上記に書いた練習方法の
ネタとして使用できるものも多数ありますし、
英語の解説も練習方法について、詳しく書かれています。
そして、ジャズ系の教本も多数発売されています。
もし余裕があれば、自分にあったものを
探してみてはいかがでしょうか？

お近くの楽器店で、相談してみることもお勧めします。

教則本とは少し話しがずれてしまいますが、
奏法に対して、より詳しい情報を知りたければ、
発売されている様々な映像を見て、
目と耳で、コピーすることもお勧めします。

また都内近郊にお住いでしたら、
一度レッスンを受けてみてはいかがでしょうか？
実際に話したり、演奏を見ることで、
より的確なアドバイスが出来ます。
是非ご検討ください。

質問、相談があれば、
またいつでも書き込みに来てください。
またのコミュニケーション楽しみにしています。

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