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ドラムバトル
投稿者:
ナオ
- 2006/10/22(Sun) 02:49
No.360
引用する
こんばんは。今度テンポ100前後のファンク調の曲でドラムソロをすることになったのですがネタに困っています。色々なCDでドラムソロをきいたのですがどれも難易度の高いルーデイメンツを32分や6連に当てはめたフレーズばかりで今の僕には出来そうにないものばかりです。やはりテクニックがなければドラムソロをするのは難しいのでしょうか?またテンポが100前後で簡単なドラムソロを
をしているCDなどがあれば教えてもらえないでしょうか?
Re: ドラムバトル
投稿者:
DRUM FORUMえのもとひろゆき
- 2006/10/25(Wed) 02:38
No.361
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引用する
ナオさん、初めまして。
御質問をどうもありがとうございます。
返答が遅れまして申し訳ありませんでした。
では、早速。。。
「ドラムソロ」が、
難しく大変なもの、と言われることが多いのには、
理由があります。
現代の多くの曲の中では、
ギターやキーボードに比べ、
ベースやドラムは、
ソロを受け持つ割合が確実に少ないのが実状です。
つまり、
演奏する機会も少なければ、
それを練習する理由や機会も、
当然のことながら減ってきます。
多くのドラマーが、
「ドラムソロは難しい」とおっしゃっている原因の一つは、
「ドラムソロをドラムソロとして練習していないから」です。
上記のギターやキーボードなどでは、
理論化されている方法など、
その機会自体が多いのに比べ、
ドラムに関しては、
記述をされているものなども少ないのが現状です。
私のレッスンの中でも、
常に伝えておりますが、
ドラムソロはソロとして練習しなければ、
決して思い通りに演奏することは出来ません。
また、もちろんのことながら、
練習無しに上達もあり得ません。
ぜひとも、
ソロとしての練習を積み重ねて下さい。
では、
具体策を。。。
ナオさんの場合、
テンポ100前後のファンク調の曲、とのことですが、
まず8小節をその曲のビートで叩きます。
これを繰り返して下さい。
そして、
まず始めに、
最後の1小節(4拍分)にフィルインを入れて下さい。
繰り返したら、
今度は2小節分。
次は、
3小節分、4小節分、、、
と繰り返す毎に増やし、
最終的には8小節分すべてをフィルインで埋めて下さい。
次に、
8小節を16小節に増やし、
同じように、
フィルインを積み重ねていきます。
この要領で、
小節数はいくらでも増やすことが出来ます。
小節数が増えた場合には、
2小節分、4小節分のフィルインを積み重ねていくことで、
整理がしやすくなります。
ソロが難しい、と言われる原因のもう一つは、
パターン化されたビートを繰り返すようなことが少なく、
常に色々なことを叩き続けることが多いから、ということです。
パターンではないものを叩き続けるというのは、
ソロなどをあまりプレイしないドラマーにとっては、
とても困難なことの一つです。
上記の練習により、
そのための思考や集中力を養い、
様々なテクニックや知識などを探し、
ネタ、ボキャブラリーとして身につけ、
繰り返し試し続けて、
ソロとして成り立つまで、
練習を積み重ねて下さい。
ここで気をつけていただきたいのが、
難易度の高いものばかり、と考えず、
自分が「確実」に格好良く表現できるものを選んで、
プレイすることです。
また、
フィルインでも、
スネアの16分音符の連打をまるまる1小節分、、、
などがあるように、
同じものを繰り返すことや、
非常にシンプルと思われるものは、
表現の一つです。
決して恐れることなく試して下さい。
ソロのサイズが見えてきたら、
そのソロを「一曲」と考え、
イントロ、
Aメロ、
Bメロ、
サビ、、、
など、
普通に演奏する曲と同じように、
いくつかの構成で区切り、
流れや変化が聴こえるようにすると、
更にソロとして表現が深くなり、
聴いている人に伝わりやすくなります。
※素晴らしい、と評されるソロのほとんどが、
このような構成をもって演奏されています。
そして、
ソロの練習を録音し、
自分で聴いて、
どう聴こえるか、
どう思うか、
をチェックすることも非常に大事です。
上記をふまえ、
ぜひともソロの練習を繰り返し、
積み重ねて下さい。
ライヴでの成功を祈っております。
最後に、、、
参考になる資料として、
ドラマーの教則ビデオはどれも大きく参考になります。
既にいくつかはご覧になっているかもしれませんが、
今までに触れたことのないドラマーなどにも、
是非手を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
そういった数多く映像の中で、
特に私がお勧めするのは、
「Buddy Rich Memorial Scholarship Concert 1,2,3,4」のシリーズです。
世界に名立たる名ドラマー達の、
曲の中でのソロや、
ソロ単独での演奏を数多く楽しむことが出来ます。
もしよろしければご覧になってみて下さい。
またなにか疑問、質問などあれば、
是非こちらにおいで下さい。
次回のコミュニケーションを楽しみにお待ちしております。
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