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グルーブ 投稿者：ドラム大好き野郎 - 2006/04/12(Wed) 22:05 No.302 引用する

こんばんは、前回の質問には丁寧なご返信ありがとうございました。

私は現在、学校の吹奏楽部で先輩にドラムを教わっているのですが、「リズムを刻むときのグルーブとフィルインのグルーブが合ってない」と言われました。確かに言われてみると自分の演奏は先輩やミュージシャンの演奏に比べてスムーズに流れてないような気がします。
そこで質問なんですが、グルーブを維持したり心地よいグルーブを生み出すにはどんな練習をすればいいんですか？
八分音符や三連符の裏打ちなどのリズムトレーニングもしているのですが、いまいち分かりません。どうぞよろしくお願いします。

Re: グルーブ 投稿者： - 2006/04/14(Fri) 04:04 No.304 <Home> 引用する

ドラム大好き野郎さん、
再度のご質問、とても嬉しく思います。
有り難うございます。

さて早速、今回のご質問の件です。

今回のご質問の文から推測しますと、
ドラム大好き野郎さんのその演奏に求められているのは、
グルーブを出すための大事な要素のひとつ、
「タイムキープ」であると思われます。

では早速、対策のポイントを。

まず始めに、
演奏する曲のカウントを、
ドラムを叩かずにしっかりと声に出してみて下さい。
(※そのカウントだけで、気持ちよく乗れるようにしっかりと、です！)

次に、
そのカウントをしながら、
リズム(パターン)を叩いて下さい。

カウントとリズムのどちらも崩れなくなったら、
声を出したまま、
フィルインを叩いて下さい。
そして、
またリズムに戻って下さい。

そのカウントと、
実際に音を出しているところ
(※リズム内であれば、ハイハットやスネアのバックビート、バスドラム。
フィルイン内であれば、カウントと同時に叩いているそれぞれの楽器の音。)
が、しっかりと噛み合っていることを、
常に確認して下さい。

この一連の作業の中で、
リズムもフィルインもカウントも、
止まったり歪んだり崩れたりしないように注意をしながら、
練習を繰り返して下さい。

慣れてきたら、
声を出さず、
頭の中でしっかりとカウントを刻むようにして下さい。

更に、
違うリズムやフィルイン、テンポでも、
練習をしてみて下さい。

この練習のとき、
録音をすることをお勧め致します。
自分の音をあらためて自分で聴き、
どこがどう良いか、悪いかを確認してみて下さい。

繰り返し聴いたり、録音を続けることで、
細かい乱れや歪みも聴こえてきます。
修正ポイントが増えてきますが、
気がつくところからきちんと練習をして、
少しずつ少しずつ修正して下さい。

ちなみに、
最初に録音したものをとっておくこともオススメです。
練習前と後、
一週間後、
一ヶ月後、、、
自分の成長がはっきりして、
練習の大きな励みにもなります。

自分の出している音を聴く、ということは、
とても大事なことです。
特に、
叩いている時にきちんと聴き取ることは、
聴こえている、聴いている「つもり」になっていることも多くあり、
慣れないうちは大変なことと思います。

自分が好きな、出したい音を、
きちんとコントロールし、
きちんと出すために、
必ず必要なことです。

しっかりと練習を積み重ねて下さい。
応援しています！

「グルーブ」というものに、
最も大切なキーワードは「安定」です。
それが、
気持ちよさを生み出すもとになっています。

そしてその気持ちよさは、
決して単なるリズムだけではなく、
あらゆる要素が複雑に絡み合っているものです。

この上記の練習で、
良いグルーブのための最大要素のひとつである、
しっかりとした「タイムキープ」を身につけて下さい。

次回の登場、
楽しみに待っていますよ！！

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