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ツイン 投稿者:しみ - 2015/08/20(Thu) 10:31:46 No.1083    引用する 

初めまして
すごく気になったことなのですが
最近ツインペダルを始めました
まだ早いテンポではなくbpm100から始めました
今bpm115で16分を5分間やるのが精一杯です
bpmを5ずつ上げていく練習法は間違えてますか?
そしてもっといい練習法はありますか?
教えてください

それとツインをやり始めてから左ひざの内側が痛くなることがあります
膝を伸ばせばすぐ痛みは無くなりますが
踏み方が間違えてるのかそれとも練習のやりすぎなのでしょうか?
これも教えていただくとありがたいです

長々と失礼いたしました

Re: ツイン 投稿者: - 2015/08/20(Thu) 20:21:15 No.1084    引用する 

しみさん、初めまして。
ご質問をどうもありがとうございます。

大変申し訳ありませんが、
回答までに少しお時間をいただきますことをご了承ください。

よろしくお願いいたします。

Re: ツイン 投稿者: - 2015/08/24(Mon) 15:15:05 No.1085   <Home>  引用する 

はじめまして!
DRUM FORUM STAFF 藤野隼司です。

回答が遅くなりましたこと、
大変申し訳ありませんでした。

では早速回答に移ります。


ツインペダルのスピードアップ方法ですが
しみさんのやっている練習で間違いありません。
足も、手のスピードアップ練習と同じで、
堅実にテンポを上げていく練習が一番効果を期待できます。

是非ともその練習を継続して行い、
着実に技術を身につけていきましょう。


ちなみに
付け加えての練習方法として、
もう少し速いテンポでの練習も行っておくことをお勧めします。

例えば、
115で5分、
120で1分、
125で30秒、
130で10秒、といったように。

遅い速度でやり続けるだけではなく、
短い時間でも速い速度を練習しておくことで
その後のスピードアップに大きく繋がります。



では次に、
スピードアップ及び足への負担を減らす為のアドバイスを、、、


足は手よりも動きが大袈裟になってしまいがちなので、
闇雲に踏んでいてもスピードが上がりづらく、
身体も壊してしまいがちです。

利き足が右の場合、
特に左足は、ペダルを踏む技術や筋力が右足よりも乏しい場合が多く、
右足と比べて繊細な動きが出来にくい為、
大きな動きに頼りがちになってしまいます。

そしてその大きな動きをする為の筋力、
その動きからインパクトの瞬間に生まれる足への衝撃、
左右の足の振幅の違いによる身体の重心のブレ、
これらが全て、左足及び身体全体への負担へとなっていきます。

しかも左足は大振りしているにも関わらず
右足の速度に負けないよう頑張ってしまうわけですから、
その際にかかる足への負担といったら右足の比ではありません。

しみさんの左膝内側の痛みは、
こうしたことで生まれている可能性が考えられます。


ですから身体を壊さない為に、スピードをあげる為に、
「コンパクトに速く動かすこと」
「ビーターの左右の振り幅を均等にすること」
これらを心掛けてください。

具体的には、

足が大袈裟な動きをしてしまう
=ペダルから足が離れている
=膝を上げすぎている

ということになりやすいので、
右足、左足ともにペダルから足が離れていないか確認し、
離れていた場合は膝の上げ幅を小さくし、
合わせて左右の膝の上げ幅も均等にしましょう。

これにより使う筋力が減り筋力を一定に保ちやすくなり、
重心が安定し足への負担が軽減され、
足をコントロールしやすくなります。


ちなみに左足に関しては上記を心がけていてもどうしても大振りしてしまいがちです。
そんなときはハイハットスタンドの足を利用しましょう。

ハイハットスタンドの足を、
ペダルから左足が離れたら当たってしまうギリギリの位置に置いておきます。
それを目安にしてスタンドが左足に当たらないように足を上げていれば、
ペダルから足が離れることも少なくなっていきます。

是非ともお試し下さい。


尚、膝裏の痛みについては少しでも悪化するようでしたら、
整形外科などに行き診察してもらうことをお勧めします。
もしも悪化しすぎた場合しばらくドラムを叩けなくなってしまう可能性もあります、
そうなる前に早めに状態を把握し対策を行った方が良いでしょう。




次に、
今しみさんが練習しているテンポ115でしたら意識する必要は無いのですが、
テンポが150~170ぐらいになってくると、
バスドラムのリバウンドやペダルのバネの力を利用出来るようになります。

150~170と書いたのは、
バスドラムのヘッドの張りの強さや、
ペダルのばねの強さ、ペダルのプレートの重さ等によって、
リバウンドを利用出来るようになるテンポに違いがあるからです。

リバウンドを利用することにより足を上げる力を軽減できる為、
速い速度でも楽に連打を継続出来るようになります。

やり方としては、
まず足の力を抜いてペダルに足を置いても、
ビーターがバスドラムヘッドにつかずに浮いている足の位置を探します。
現在の足の位置でビーターがついているようでしたら、
ペダルに置いている足の位置を自分側へ動かしてみましょう。


その位置が見つかったら、
足が前後左右に動かないように気をつけながらバスドラムを踏み、
ビーターがバスドラムに当たった瞬間足を脱力します。
するとヘッドのリバウンドの力とペダルのバネの力でビーターが返ってきます。

そしてまたタイミングを見計らって踏み込み、
そして脱力を繰り返します。

このやり方をすれば、
元々ビーターが浮いている状態が基準なので、
足を上げる力はほとんど必要になりません。

ペダルの可動域の小さい部分を踏む為、
かなり繊細なコントロールが必要ではありますが、
テンポ150~170に達した際には是非とも試してみてください。



最後に一つ。

当たり前のことですが、
足は手に比べて比較にならないほど不器用な状態が一般的です。

足に対しては、
手で行う練習で気をつけている感覚よりも
もっと注意や集中が必要な場合が多くあります。

練習中、演奏中は、
日常生活よりも細く注意深く、
僅かな違いにも気がつくことができるように
気をつけ続けることを心掛けてください。




しみさんが今行っている練習は、
着実に上手くなれる良い練習な反面、
とても忍耐力が必要な練習です。

実は誰でもが出来るような練習ではありません。

ですから、
今その練習を行えていることに自信を持ってください。
今後も継続して着実に練習をしていけば、
難しいと思っていたフレーズや速度は必ず身につけられていくことでしょう。

ほんの僅かなテンポアップや上達も見逃すことなく、
自分自身の成長を楽しみにしていて下さい。




何か疑問質問などあれば
いつでもこちらにいらして下さい。

また、直接のレッスンにより
ピンポイントのアドバイスの提供に繋がります。
是非ともご一考くださいますよう、よろしくお願い致します。


次回のコミュニケーションを楽しみにお待ちしております。

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